乳がん検診
「まだ大丈夫」「忙しいから」・・・
15人に1人がなっている、乳がん。
未来の自分のために、検診を受けてみませんか。
こんな方にお勧めです
以下に当てはまる方は、乳がんになりやすい傾向にあります。できるだけ早めに検診を受けるようにしましょう。
- 親族の中に、乳がんを発症した人がいる
- 肥満傾向にある
- 初潮年齢が早かった
- 閉経年齢が遅かった
- 出産経験がない
- 初産が30歳以降だった
- 喫煙している
- 飲酒量が多い
- 子宮がんや卵巣がんになったことがある
日本人女性の場合、15人に1人の割合で一度は乳がんになることが分かっており、患者数も年々増加しています。特に40歳以上の方はがんで亡くなる方の志望理由第1位が、乳がんになっています。自分だけは大丈夫だと思わずに、早めに検診を受けることをお勧めします。がんの治療は、早期発見が何よりも重要です。
当院の乳がん検診
当院は、女性医師と女性放射線技師による乳がん検診を行っております。
問診
受付時に問診票にご記入頂き、その内容をもとに、普段の生活習慣や身体の気になる症状がないかなどを伺っていきます。
視診、触診
乳房の「しこり」や「でこぼこ」がないかを女性医師が確認させて頂きます。
超音波検査(エコー)
超音波検査では、乳房に超音波を当てて反射した波(エコー)を読み取り、画像化することで、小さなしこりなどを発見していきます。乳房にゼリーをつけて、検査器具で撫でるだけですので、全く痛みはありません。
マンモグラフィ
マンモグラフィは乳房専用のX線画像検査で、小さな石灰化も発見することができます。なお、マンモグラフィでは痛みを心配される方が多いかと思いますが、生理が終わってから1週間後くらいの乳房が張っていない時期に受けて頂くのがお勧めです。
針生検(病理組織検査)
「しこり」「でこぼこ」「異常な石灰化」などが見つかった場合は、針でその組織の一部を採取し、検査することになります。針を刺す際は麻酔を使用しますので、痛みの心配はありません。なお、針生検は結果が出るまでに10日前後かかります。
CT検査
針生検の結果、がんであると診断された場合は、身体の他の部位に転移していないかどうかを調べるために、CTで全身の検査を行います。
治療
検査結果に基づき、手術や化学療法などの治療を進めていくことになります。基本的には全ての治療を当院で終わらせることができますが、もし、他院などで治療を受けたいとご希望される方がいらっしゃいましたら、紹介状を書かせて頂きます。
検査機器
安心・安全な設備で、精密で確かな検査を。
当院は、大学病院と同等レベルの検査環境を目指した各種検査機器を導入していますので、大きな病院に通う手間なく、気軽に精密な乳がんの検査を受けて頂くことができます。
マンモグラフィ(乳房X線撮影装置)
マンモグラフィは、乳房専用のX線撮影装置で、 乳がんの早期発見にとても有効です。2枚の板で挟むため、患者さんの中には痛みを感じる方もいらっしゃいますが、当院では我慢してもらい無理やり検査を行うようなことはありません。また、乳房ができるだけ張っていない時期に検査を受けられることをお勧めしています。
エコー(超音波診断装置)
マンモグラフィはとても優れた検査機器ですが、エコーと併せて使用することで、さらに診断の正確性を向上させることができます。全く痛みやつらさはありませんのでご安心ください。なお、針生検をする際にもエコーで位置を確認しながら行うことになります。
CT(X線断層撮影)
マンモグラフィとエコーで、しこりや石灰化した石があるかどうかの確認やできますが、そこからさらに詳細な位置を特定したり、身体の他の部位にがんが転移していないかを調べたりする際には、CTを使用します。